HOUSE IN NISHIWASEDA
東京都心の西早稲田近く、東京カテドラル聖マリア大聖堂や新宿のタワー群を望む絶好のロケーションに位置するお施主様のためのリノベーション計画です。
南東向きの4つの窓とL字型バルコニーがもたらす豊かな自然光、そして外部と内部が密接に連続する環境ポテンシャルを最大限に引き出すため、既存の閉じられた2DKを、寝室以外をひとつなぎにした開放的なプランへと刷新しました。「リビングを仕切ってプライベート空間を確保したい」というゲストのための独立性への要望に対し、単に壁を立てるのではなく、造作や素材を一体としてまとめることで、開放感と機能性の両立を図りつつ、連続した空間を実現しました。
全体の構成は、外部のL型バルコニーから着想を得た「絡まり」がリビングを包み込む形となっており、それが回廊や収納、空間を切り取るフレームとして多様な「L」の姿へ変容していきます。キッチンの開口部に施された柔らかな「R(曲線)」は、直線的な構成の中での視覚的な句読点となり、キッチンからの景色を絵画のように切り取る「空間をフレーム化するL」の変奏です。
マテリアルにおいては、お施主様のルーツであるイタリアのタイルや真鍮の陰影と、日本のモダンな木素材や障子を融合させました。明るくシンプルなナチュラルさを基調としながらも、和洋折衷の美学が細部に宿り、都心の眺望と自然光に包まれながら思索に耽ることができる、静謐で豊かな住空間を実現しています。
ARCHITECT: NOW
PROJECT TEAM: GEN SUZUKI,SAYOKO KUMAGAI,AIRI MIYASHITA
CONSTRUCTION:SHINYA ARAKI(サノウル製作所)
PHOTO: Tololo STUDIO
YEAR: 2025












